チェスを始めたい

 今日は東日本大震災から2年の日でしたね。私も職場で黙祷しました。当時イギリスにいて直接体験しなかった自分でも、セレモニーの厳粛さをテレビ越しでも感じられましたし、その厳粛さでは終戦の日しか他に匹敵するものを思い出すことができず、そういう意味でも東日本大震災はまさに敗戦以来の世の中の大きな節目だったんだなあ、としみじみ感じた日でした。

 閑話休題。

 イギリスにいたとき、一時期チェスにはまっていた頃がありました。そのときのことをこのブログに書いていたかどうかはちょっと覚えていませんが、当時は駒の動かし方を覚えて、同じ寮に住んでいたパキスタン人と毎晩のように試合をしていました。両方とも初心者なので考えるにものすごく時間がかかり(夜3時とかまでやっていたこともしばしば…)、その割にはすぐにイージーミスで試合が決着してしまう事もままありましたが、チェスをする際の頭の絞り方は半端ではなく、試合後の知的疲労感はなかなかに爽快なものでした。

 実は帰国後もそんな感覚が忘れられずにいまして、最近ちょっと生活も仕事も落ち着いて来たことから、日本でもう一度チェスをきちんと習って、他の人と練習試合ぐらいできるようになりたいなあと思うようになりました。それで調べて見ると、カルチャーセンターとかで大人のためのチェス教室があるんですね。

 私はいま東京に住んでいるので、ここのHPなんかを拝見し、ちょっと興味を持っています。

東京チェスクラブ
http://members3.jcom.home.ne.jp/i-h2/

 まあ、チェスは将棋や囲碁と同様に、本当に強くなるためには幼少時から血のにじむような努力をして、それで更に才能溢れる人だけが強くなれる修羅の道そのものだと思うのですが、老後に楽しめる様なレベルで本当に構わないので、特に例えば退職金で世界一周旅行なんかして、そのときに各国の人とチェスができたらさぞ楽しいだろうなあ、とそんな夢ばかり見ています。

 実はチェスをこのタイミングで始めたくなったのにはもう一つ訳がありまして、いま仕事がちょっとぬるくて、頭も身体もなまり始めている気がするのです。ここでちょっと頭を振り絞るチェスをすることで、頭の働きを老化させないようにできないか、というわけです。

 そんなわけで、新年度を目処にチェスを始めてみようかなと思う今日この頃。本当に強くなれたら、このブログで報告したいものです。

 #なんだかすごく内省的?な記事を久々に書いてしまった…