試験もほぼ終わり、そろそろ来年度の事を…

今日で大学の試験は無事に(?)終了し、あとは明後日にIELTS(英語検定試験)を受ければ今学期のタスクはすべて完了。しかし今日の試験は難しかった…全然点を取れた気がしない。

できればもう一年こちらにいて、もう少し専門的な勉強をしたいところなのだが、問題は入学を許可してくれる大学院(修士課程)があるかどうか。

ご存じの方も多いと思うが、英国の大学院は、こちらから以下のような書類を送ると審査を学内で行い、その結果合格すればオファーをくれる仕組みになっている。

  • 申込み用紙(生年月日、住所など細かく)
  • 英語(IELTS)の成績
  • 研究(勉強)内容についての小論文(Personal Statement、Statement of Purpose などと呼ばれる)
  • 自分を推薦してくれる人(大学時代の恩師や職場の上司など)からの推薦状

そしてそのオファーには2種類あって、一つはunconditional、すなわち無条件合格で、もう一つはconditional、すなわち何らかの条件があって入学(秋)までにそれを満たせば合格として受け入れる、というもの。

で、いま自分がどうなっているかというと、3校受験して、まずいま通っている大学からはconditional offerをもらっていて、今学期に受ける試験の成績がよければ進級できる、ということになっている。しかしながら、正直これを満たせるかは自信が無い…

他の2校については、まず、志望度がいまの大学と同じぐらい高い大学から運良くconditional offerをもらっているが、それは英語の成績をもう少し上げる必要があるとなっているため、明後日のIELTS試験が重要となっている。もう一つの大学は、unconditional offerであるので、おそらく何も無ければ行くことができるかと思うが、いま勉強している分野(経済学)から少し離れてしまうので、どうしようかと考えているところ。

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しかし、色々な日本人留学生と話をしていると、このイギリスの大学院修士への進学課程には結構違和感があるところも多い気がする。

例えば、私のように修士課程進学準備コースの様なところに所属すると、準備コースでの成績を条件としてオファーに課されることが多い(し、その基準がとても厳しいことがままある)が、他の大学などでは準備コースへの所属を隠して入学申込みをした人が条件無しで合格を勝ち取ったケースなど、ちょっと理不尽なケースもあると聞く。

また、この仕組みだと、推薦状の有無及び推薦者のレベル(学界内での地位とか?)が決定的に重要で、一方で日本の大学院のような学術試験が無いから、本人の評価と言うより推薦者が大事、言い換えればコネを持っていればいい大学に行ける仕組みになっているのでは?とどうしても思ってしまう。そう考えると、日本の方が機会の均等という観点からは、望ましい制度なのではないか、と考えているところ。

とは言っても、もしこちらの大学院入試試験が学術試験(英語)を含んでいたら、私の英語力では絶対に入学できない気がするので、国際的な機会の均等という意味ではこちらの制度にも見るべきところはあるか…少なくとも文句を言える身分ではないな(苦笑)

(日本の大学院でも、いまはもしかして日本語だけではなく、英語での入試試験もおこなわれているのか?)

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近所の公園。こちらの人は日光浴が好きなので、休日ともなるとこの芝生でたくさんの人が寝転んでいるのを見ることができるが、この日は平日の昼間だったので、たまに学校帰りの中学生が通る程度のまばらな人の出入りだった。