オバマ大統領の卓球、国会議員の水まき

こちらでは新聞は基本的に配達しないので、自分で買いに行く必要がある。それはそれで、その日の気分で新聞を選べるのでおもしろくもあり、また大学の生協で買えば格安になるので(Financial Timesが£2.00→£0.50、とか)節約にもなる。とはいえ、こちらのスーパーやコンビニの店員さんはよくも悪くも素で応対するので(日本のような営業スマイルは皆無)、当たりが悪いと朝からとても気分が悪くなってしまう。今日はそんな感じで、投げやりな態度の店員に当たって残念なスタートだった。

ただ、店員さんには結構おもしろい人もいて、突然「最近どう?」と聞かれたり、世間話に花が咲いたり、サッカーの話で盛り上がったりすることもある。また、もし引きこもりみたいな人がお客としてきたら、本当に心配になって話しかけてくれそうな感じの店員さんもいるので(日本のコンビニではあり得ないでしょう!)、そういう意味では役に立つ特定の場面があるかも、と思ったりもしている。

ちなみに、購入する新聞は基本的に以下の三種類から選ぶことにしている。このブログでのリンクがGuardian紙ばかりなのは、Guardianのサイトだけが全くフリーで記事を提供しているため。

  • The Times(保守系)
  • The Guardian(革新系)
  • The Financial Times(経済・国際記事中心)
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今日はTimesを購入したが、大きなニュースはオバマ大統領の英国訪問。キャメロン首相と連名でTimesに寄稿をしているなど、連帯感の醸成にかなり気を配っているようだった。最近はリビアへの対応を初めとした中東問題での路線の違い、アフガン・パキスタンでの軍事行動とテロへの警戒意識の微妙な差など、2国間の関係に影響がありそうな事件が多かったから、新聞の社説や特集記事でも関係の強化をしきりに謳っている感じだった(まあ、保守系のTimesだし)。

英国と米国は、植民地時代からの歴史的経緯や第2次大戦時におけるチャーチル外交などを基盤とした「特別な関係」を築いている二国であるが、そういう国同士でもまめなメンテナンスが関係の維持には必要なのだなあ。

<BBCニュースより>

この記事の下の方で、オバマ大統領とキャメロン首相が卓球をしている写真があって、大統領がすごく真剣な表情をしているのがよかった。そういえば、昔ブッシュ大統領の別荘でエルビス・プレスリーの物まねをした日本の首相がいたっけなあ…

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ちなみに、日本のニュースで驚いたのはこれ。

<自民議員、外務官僚に水浴びせる(時事通信)>

政治家だから何でもしていいと思っているのだろうか、信じられない。実際にこの外務省の人がどんな態度でいたのかはわからないけど、例えば商談などでも、相手がいらっとする態度を取る事なんて日常茶飯事だろうに、そういうときに水をかけようとする奴なんて聞いたことがない。政治家としてと言うより、社会人として終わっているでしょう。というか、子供でもこんな事しないし。

ところが、こういう(ある意味)おもしろいニュースがしれっとイギリスの新聞に載ったりするから怖いんだよな…苦笑